ゲームが子供の近視を引き起こすという中国の見解にはエビデンスがない(ワシントン・ポスト)

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ワシントン・ポストによるゲームと近視に関する記事。

中国の見解というのは下記の記事を参照。

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中国は流行の原因をゲームだとしている。国営の新華社通信は今週、共産党総書記で中国国家主席習近平氏にとって「わが国の若者の視力の健康は常に大きな関心事である」と書いた。中国メディアの報道によると、流通業者は販売が承認された新作ゲームの数を制限するという。

中国は近視予防のためにゲーム流通を制限しているそうだ。

小児眼科医であり、米国眼科学会の広報担当であるアーロン・ミラー(Aaron Miller)によると、ゲームを排除する中国はやや「極端なスタンス」にある。ゲーム、スクリーンタイム、近視の発達との間には直接的な相関関係や明確な関係はない。

ゲームをすると目が悪くなるとなんとなく私たちは思っているが、研究では支持されているわけではない。標準的な近視の見解だと思われる。
スクリーン・タイムはテレビ画面などで、研究ではテレビなどを観ている時間として扱われる。

眼科医の中には「ニア・ワーク(near-work)」と呼ばれる、読書、スマホのチェック、勉強、画面を見るなど、近くにあるものに長時間集中している活動に着目する者もいる。研究によれば、大学生、識字率の高い社会、顕微鏡を頻繁に使用する人々の近視率が高いことを判明している。

決定的な研究はでていないと思うが、ゲームであれ、勉強であれ、近くを見る作業を長時間続けることはあまり眼に良くないと考えられている。ゲームを集中的につるし上げるのではなく、20-20-20ルールなど眼に負担がかからない形でゲームやテレビなどの視聴環境、勉強のスタイルなどを啓蒙していくことが必要だろう。